HDの中にはあふれるほどのフィジーの写真が入っています。
その中に、タパクロスの写真がたくさんありましたので、
少しご紹介してみようかと思います。
タパの制作風景や、フィジーでの飾られ方など、
フィジーの文化と一緒に、
少し旅気分を味わって頂けたら嬉しく思います。
こちらの写真は、タパクロスを作っているところです。
木の皮を剥いだ材料を、
丸太にトントン、、トントン。
叩いて、叩いて、どんどん薄く幅も広くなっていきます。
薄く和紙のように広がったタパクロスに
顔料を使って絵付けをしていきます。
日本でもある、ステンシルにも近いかもしれません。
見れば見る程、、時間もかかるし、
とても手が込んでいます。
日本人は手先が器用と、良く言いますが、
いやいやどうして。フィジアンだって負けちゃいない気がします。
このアースカラーの色遣いも、絶妙だと思うのです。
こうして作られたタパクロスは、
そのままの1枚物で販売されたり、
小物などに加工されて、お土産屋さんに並びます。
ウェディングのアルバムもありました。素敵ですね。
フィジーではリゾートやホテルのインテリアにも
特産品のタパクロスが贅沢に使われています。
ちょっと大掛かりですが、
ここでは壁紙として、天井にタパが貼られています。
フィジアンスタイルのナチュラルなリゾートインテリアです。
(アウトリガーホテル・フィジー)
客室に額に入れて飾られたタパも良く見られます。
こんな感じを見て頂くと、
日本で自宅に・・と、イメージも膨らむのではないでしょうか。
ウエスティン・フィジー
ヴァツレレ・アイランドリゾート
フィジアンの人々にとって、
タパクロスは大変神聖なものとして扱われています。
私も一度、フィジアンの友人の結婚式に招かれ、
式に参加させてもらったことがあるのですが、
新郎新婦の婚礼の衣装に、タパクロスが使われます。
“おめでとう!”若いフィジアンの二人の結婚式です。
タパクロスを何枚も重ねて、日本の着物のようです。
フィジー風、十二単というところでしょうか。
大変神聖でトラディショナルな衣装です。
大変神聖でトラディショナルな衣装です。