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2010年9月24日金曜日
フィジーの楽器・ラリ
こんにちは、Bula Vinakaです。
今日はフィジーに古くから伝わる打楽器、
“ラリ”をご紹介したいと思います。
「ラリ」は昔からフィジーの人々にとって、
出生、結婚、死亡を伝えるためのコミニュケーションや、
伝統的音楽の打楽器としても使用されてきました。
最近は学校などでのチャイムとしても使われているそうです。
「タタン、タン、タン」と、
ラリの音は、とても良く響き、木の心地よさがあります。
ラリ自体はナラやブナのような硬材をくり抜いて作られており、
2本の木製のバチで叩いて音を出します。
村落ごとに、特有の叩き方(音)というものがあり、
その音はなんと、8キロ先まで聞こえると言われています。
伝統的な「ラリ」ですが、 宿泊先のリゾートなどでも、
その音を耳にする機会があることと思います。
「ラリ」のあるリゾートホテルでは、
ディナータイムの開始を、
ラリの音で知らせてくれるところもあります。
「タタン、タン、タン♪」
サンセットの時刻に聞こえてくるラリの音は、
「ご飯が出来たよ〜!」と教えてくれる、南国ならではの合図です。
この伝統的なラリは、
ディスプレイにも使われたりしています。
リノベーションを行い、より洗練され豪華になったシェラトンでも、
プールサイドでシンボリックに「ラリ」を飾っています。
お土産屋さんでも、このラリのミニチュア版、
20〜30センチくらいのサイズの物が販売されています。
木製の舟形のラリに貝殻などを飾っても◎なんですよ。
フィジーの伝統的な歌と踊りで構成されるメケショー。
このメケショーでも、曲の始まりの合図やリズムをとったりと、
「ラリ」は欠かせない楽器です。
明日はフィジーの伝統芸能、
メケショーをご紹介したいと思います。
【マナ島・メケショー】
曲のリズムをとってる木の音が「ラリ」の音です。
マナ島では毎週火曜日と土曜日の夜、週2回開催されています。